アイデアの商品化をめざして企業へ売り込んだり、自信をもって特許出願したアイデアが、すでに商品になっていた、あるいは先願(過去の出願)があった。こうなると、出願やアイデアの試作に費やした多大な労力や経費が無駄となってしまいます。 効率的なアイデア発明活動を実現し、経費を節減するためには、出願前に行う特許調査(検索)の知識とテクニックが重要になってきます。 アイデア考案者みずから先願調査できれば(過去の特許や実用新案の同様アイデアの調べができれば)、特許出願の経費削減はもとより、調べあげた公報に掲載された特許情報を分析することにより、そこから改良アイデアが浮かんだり、発想力の向上にもつながります。 また、公報を通じて同じテーマの出願の明細書を見ることにより、出願書類作成の手本とする活用もでき、さらには、めざすテーマのアイデア売り込み先の情報源としての利用もできたりなど、特許調査によって有益な情報が数多く得られます。 現在では、自宅や事務所、会社のパソコンで、休日や夜間でも、インターネットの「特許電子図書館」(IPDL)を利用した特許調査(検索)ができます。 本セミナーでは、初心者でも、豊富な実習・演習を通して、集中的に特許調査の知識と技術が習得できます。 特に本コースは「特許電子図書館」の「初心者向け検索」でもの足りなさを感じている方、この検索サービスの結果で先願調べは充分と誤った理解をしている方に最適なコースとなっています。 特許制度、例えば特許要件としての「新規性」や「進歩性」について、今まで知識がないままにやみくもに検索をかけていたあなたも、本コース受講後は、より精度の高い結果を得るテクニックが身についているはずです。 ご参加をお待ちしています。■対象レベル:中級 本コースは、パソコンの基本的な操作ができ、ワープロを打ったり、インターネットに接続してさまざまなサイトを閲覧でき、「特許電子図書館」(IPDL)で「初心者向け検索」を利用した経験がある方を対象としています。 より高度で正確な調査結果を「公報テキスト検索」サービスを通じて得られるよう実習していきます。(旧特許調査実務セミナー■技能コース)
平成26年(2014年)■6月14日(土)■12月6日(土)1回講習10:30〜17:00※上記のいずれか1日の講習となります。